嘘について
皆さんは、これまで人に嘘をついたことがありますか?また、嘘をどのように認識していますか?もし嘘に関心がある方は、
「私と一緒に、嘘とは何か?」
一緒に紐解いていきましょう。
嘘とは、何者か
昔から
嘘は泥棒の始まり
ということわざがあるように、現代だけではなく、昔から嘘が用いられていることがわかります。このことわざを聞くと、嘘に対して悪い印象を持つ方が多いのではないでしょうか?私もずっと嘘は悪いものだと思っていましたが、本当に嘘が完全に悪いのでしょうか?
そもそも、人間は、どういう時に嘘をつくのか私なりに考えた結果、次のようになりました。
自分を守るための嘘
人間、特に日本人の方は、自分の立場に泥をかけたり、傷つけたりされるのをとても嫌う性質をもっています。昔、侍の時代だった頃「汚名返上」と、自分が相手に傷つけられると、自分の名に泥がつき、それを晴らそうとしていました。それは、日本独自の武士道の精神が根底にあると考えられます。
少し話がそれましたが、人間は、自分の立場や地位を守るためにつく嘘があると思います。
相手をだます嘘
これは、嘘とは何かと思ったら、相手をだます時に用いる嘘を考えた方が少なからずおられると思います。一般的に、相手を意図してだますことが、嘘となるようですが、この行為は、善か悪かと問われるなら悪になるでしょう。
相手をだます嘘をついたとき、心はどんな反応をしますか?大抵の方は、胸にグッとなることがあるのではないでしょうか。つまり、嘘だとわかって、それを他人に伝え、だますことは、よろしくないと思います。
それでは、
「どういう風に嘘と付き合っていかないといけないだー」
「私が嘘をつくのをやめたところで、周りの人は、嘘をついてるよ」
などと、思われた方もいるかもしれません。
次は、そんな気持ちに陥ったとき嘘との付き合い方について深く掘り下げたいと思います。
事実と嘘との付き合い方
ここで、ここまで記事を読んでいる方に質問します。
「あなたは、事実と嘘を見分けることができますか?」
もしかすると、
「私は、ちゃんと見極めているよ!」
と、思われている方もいらっしゃると思います。
実際に、私はどうかというと、まだ事実と嘘を見分けられていません。なぜなら、世に出回っている情報のうち、自分が優位に立っている情報を見ていると、いつの間にかその情報が、あたかも事実のように、思ってしまっているからです。
ここで、徒然草の一部には、
この世の中に伝えられている事は、事実そのままに語ってもつまらないからだろうか、多くの話は、嘘八百である。
と、書かれています。なるほど、ここでは、多くの話は嘘である。と述べられていますが、作者:吉田兼好が生きた時代は、鎌倉時代です。つまり、現代の情報社会よりずっと前の時代から、世に出る話のうち事実は、ごくわずか、という風になります。
現在は、昔の時代の何十倍、何百倍の情報になっています。徒然草の書かれた通りなら、現在の世に出回っている情報の真実も、ごくわずかという風になりますね。
また、話が脱線しましたが、真実と嘘の見分け方について書いていこうと思います。
当てにしない
この方法は、実践しようと思っても、なかなかできませんが、長期的に何事にも当てにしないことで、話が本当なら喜び、嘘だったとしても
「まぁ、当てにしてないよ」
と、心につぶやくだけで、嘘による被害を最小限に抑えることができます。
考える力をつける
これは、私が一番おすすめしたいことであり、実際に私も、未熟ながら取り組んでいます。
方法は簡単で、流れてきた話を、ただ事実だと認識せずにその話を徹底的に調べあげる事です。これだけ聞くと
「調べるのは、時間かかるし、めんどくさい」
と思われる方もいるかもしれませんが、自分で嘘か事実かを調べることによって、嘘の話に踊らされなくなります
多くの方は、話や情報を鵜呑みにし、行動していますが、大事なのは、その話や情報を鵜呑みにするのではなく、自分でその話を吟味して、自分なりの考えを持つことがとても大事です。
そして、自分で考え行動した結果、他人に心ない言葉を言われたりすることもあるでしょう。しかし、大事なのは、自分の目を外に向けるのではなく、内側に向けることなのです。
まだ、書き足りないことや、文が曖昧なところもありますがいかがだったでしょうか?嘘はとても大きな力を持っています。嘘で悩まれている方に少しでもより添えられたなら、とてもうれしいです。
それでは、ありがとうございました。